火星より、“With Love”
【1999年6月25日 NASA】
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 | NASAは6月25日、火星探査機 マーズ・グローバル・サーベイヤーが撮影した火星表面のハート型をした地形の写真(左)を公開した。同機に搭載されているマーズ・オービターカメラ(MOC)によって撮影された。 | 
| この地形はタルシス高地の北部、アルバパテラ火山(Alba Patera Mons、北緯40.5度、西経109.9度)の東側付近に位置している。その幅は約2.3km。平行に伸びる2本の断層の間にできた地溝の中にあることから、断層の動きで地溝の岩盤部分がさらに崩壊したことによってできたと考えられている(右)。 この付近には溶岩流の流れがせき止められた跡(右画像中の矢印)も見つかっており、かつて火星表面で大規模な地殻変動が起きていたことがうかがわれる。NASAはこの画像を分析し、溶岩流の流れと、その流れをせき止めた地溝や陥没地形との関係を調べる予定であるという。画像のダウンロード等、詳細は以下を参照のこと。 ・MGS MOC Release No. MOC2-135, 17 June 1999 ・Malin Space Science Systems (MSSS) | 
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