光映舎のマルチシステム・アストロカメラ

【1999年4月2日】

天体写真用のアストロカメラや、CCD関連のアクセサリーを開発・販売している 光映舎から、新たなアストロカメラのシリーズとして「マルチシステムアストロカメラ」が発売となった。今までは、ペンタックス6×7レンズ用とか、ニコンFマウント用とかいうように、専用カメラとなっていた。新シリーズでは、マウント部とフィルムフォルダー部の2ピースに分け、押えリングにて接続するという方式となり、各社のカメラレンズだけでなく、望遠鏡のヘリコイド後橋に直接アストロカメラを接続することも可能なのが特徴だ。これにより、新たな望遠鏡を買い足してもマウント部のみを交換することで、対応することができる。カメラマウント部とフィルムフォルダーはネジ込みで接続するのではなく、押えリングで締め付ける方式で、部品の精度を出しやすく構図決めのためのカメラの回転は、押えリングを少し緩めることで可能となるというよく考えられたシステム展開になっている。

マルチシステム

各社カメラレンズと、望遠鏡への接続例は以下の通り。より詳しくは 光映舎のホームページ中のマルチ・アスロトカメラの紹介を参照してほしい。


ペンタックス ペンタックス67マウント用のシステム例

ボーグ ボーグ125F2.8EDマウント用のシステム例