JAχAA、H-IIAロケットの再利用計画を発表

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【2005年4月1日(エイプリルフール) アストロアーシ】

一度打ち上げを行った国産ロケットH-IIAについて、宇宙航空券研究開発機構(JAχAA)は、今後回収率を高めた上で、打ち上げ調査後の機体を民間業者に売却する計画を発表した。ロケット開発には多大な資金がかかる上、H-IIAの機体は使い捨てとなるため、環境汚染の問題なども指摘されていたのを受けたもので、資金調達と環境保全の両方を解決しようとするこの計画の行方が注目される。

(使用済みのH-IIAを銭湯の煙突に利用したモデル図)

使用済みのH-IIAを銭湯の煙突に利用したモデル図。クリックで拡大(提供:宇宙航空券研究開発機構)

発表によると、一度打ち上げを行ったH-IIAの機体は損傷が激しく、ロケットとして再利用するには新品を作るのと同等かそれ以上のコストがかかるが、ロケットのように過剰な負荷がかからない利用であれば安全性に問題はなく、機体の形状をうまく利用することによって再利用にかかるコストを抑えることが可能という。JAχAAは利用例として、煙突やパイプなど、円筒形の資材の代わりにすることを挙げている。

JAχAAの広報によれば、この計画について既に数十件の問い合わせがあるといい、電話での取材に対し「日本人であればH-IIAを知らない人はいない。使用済みのH-IIAを設置することで、周囲へのアピールになるだろう。問い合わせは、銭湯の煙突やごみ焼却炉の煙突、テレビ塔などに利用したいというものが多い。H-IIAは国産ロケットなので、日本の景観にもよく合うのではないか」と答えた。

この発表は、ロケット愛好家の間でも話題となっている。ある国産ロケット研究家は「今まではプラモデルでしか手に入らなかったものが、一度使用されているとはいえ手に入る可能性が出てきたのはうれしい。あれだけの空間があれば居住も可能なはずなので、住居用として1機購入したい」と話している。