2007年 夏の星空三昧

「ソーラースコープ」を使った太陽観察

太陽を覗かないから安心!

ソーラースコープとはどんな望遠鏡なの?

ソーラースコープ全体写真

「ソーラースコープ」はフランス製のユニークな太陽観察専用の望遠鏡です。説明書を読みながら約10分くらいで組み立てられるキット式で、組み立てながら、ソーラースコープの仕組みもわかってきます。

組み立て前、ソーラースコープは持ち運びやすい箱の中にコンパクトにまとまっています。しかも筐体の大部分がダンボール製のため、総重量はなんと750g(パーソナルモデル)で、工具や接着剤を一切使わないで組み立てることができます。

組み立てたら太陽を導入してみましょう

太陽の導入

組み立てたら平らなテーブルの上にソーラースコープを置いて、さっそく太陽を導入してみましょう。望遠鏡の視野に太陽を導入する、という通常なら一番危険は行程も、ソーラースコープなら安全に行なえます。左の写真は、筒の影が中心からずれているのでNG。右の写真のように、筒と筒の影が完全に重なれば、レンズの中心に太陽が入っています。

左:太陽が導入できていない状態 右:太陽が導入できた状態

ソーラースコープの筐体内に太陽像が投影されます

投影された太陽

ソーラースコープでは筒に導かれた太陽の光は底部に取付けられた凸レンズで反射、拡大され、筐体内の平面に像を結びます。投影された像の大きさは約80mm(パーソナルモデル)で、像は「倒立像」になります。なお、光の通り道に手をかざしても、やけどするほど熱く感じることはありません。

太陽像はソーラースコープの筐体内の平面に映し出されます。直接、太陽を覗かないので安全に太陽面の様子をみることができます。


ソーラースコープ内模式図

ソースースコープの対物レンズは筐体から飛び出した筒の先端にあります。太陽の光は筐体内に導かれ、凸面鏡で焦点が引き延ばされて筐体内で結像します。ピント合わせは凸面鏡の部分を回転させてネジを光軸に対して前後させて行ないます。

投影された太陽像で黒点を確認しましょう

太陽像

投影された太陽像を見てみると、黒い斑点のようなものを確認できる場合があります。それが黒点と呼ばれるものです。黒点には小さな点のようなものから、その大きさが地球の何倍にもたっする大きなもの、たくさんの黒点が集まった黒点群と呼ばれるものがあります。

投影された太陽像。太陽自体の活動が盛んなときは黒点が多くみられます。また逆に黒点がまったく見られない状態のときもあります。日々変化していく様子を追うことが太陽観察の面白さです。

確認できた黒点の位置や数をカウントして記録してみましょう。黒点の形や大きさは日によって変化しています。また黒点が太陽面を移動していくのも確認できます。一週間ほど続けて観察してみてください。さらに一か月ほど観察を続けると、移動する黒点の位置から太陽の自転などを確認することができます。

安全に太陽を観察できるキット式専用望遠鏡 「ソーラースコープ」

ソーラースコープ

ソーラースコープ」は、1台で複数の人が同時に太陽を観察できる、卓上型のユニークな望遠鏡です。組み立てキット式ですので教育の現場での使用にも適しています。商品は「パーソナル」と「グループ」の2種類用意され、低コストでかつ安全に白色光で太陽を観察できる手頃な機材としておすすめです。

「夏休みの工作・観察」に戻る