プラネタリウム解説コンクール、ハイレベルな戦いで7回の歴史に幕

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【2013年2月13日 アストロアーツ】

毎年恒例で開催されてきた「MAPみえこどもの城プラネタリウム解説コンクール」。7回目にしてラストとなる今年の本選が10日に行われ、さまざまな切り口で星空を魅せるハイレベルな決戦が繰り広げられた。


出場者のみなさん

出場者のみなさん。クリックで拡大(撮影:アストロアーツ)

毎年恒例の「MAPみえこどもの城プラネタリウム解説コンクール」の本選が2月10日に行われた。今年は17組23名が予選に参加し、「かたりべ部門」と「解説部門」に分かれて、8組11名が本選に挑んだ。7回目を迎え今年も高いレベルで競われる中、下記2部門4賞の受賞者が決定している。

この解説コンクールは残念ながら今回が最終開催となる。第1回が開催された2004年当時にはプラネタリウムにおける市民参加型の催しは珍しく、このコンクールが時代を切り拓いてきたといえる。これまでのスタッフの皆さんの功績を称えたい。

このコンクールの模様は「星ナビ」4月号(3月5日発売)で詳しく紹介される予定だ。

解説部門 最優秀賞『星のかけら〜星と人間のつながり』(小山里実さん)
大学で無重量下での植物の育成を研究している小山さんの作品は、問いかける語り口で星と人間のつながりを星空の解説につなげているところが高い評価を受けた。本作は天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ」で再生できる番組コンテンツとして公開される予定。
解説部門 優秀賞『星のならびとひとの想像力』(廣瀬久実さん)
中学1年生の廣瀬さんは、星の並びから星座を作った人々の想像力のすばらしさについて語った。
かたりべ部門 最優秀賞『未来から』(日比野里奈さん、山口俊史さん)
中学3年生の日比野里奈さんと1年生の山口俊史さんの作品は、星を見ていた小学生の“僕”が、未来から来た女性に出会うという設定で、環境問題もからめたストーリーと2人の息のあった演技が高く評価された。
かたりべ部門 優秀賞『真昼の星』(佐藤由香さん、島田成二さん)
2012年11月14日の星空から始まり、思い出の日食や流星群を取り上げ、未来の天文現象への期待を語った。

「ステラナビゲータ」で歴代受賞作を見る

天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ」では、「MAPみえこどもの城プラネタリウム解説コンクール」の歴代受賞作をダウンロードして再生することができます。手順は以下のとおり。

  1. コンテンツ・ライブラリにアクセスする
    (方法:PCがインターネットに接続されている状態で、「コンテンツ」メニュー →「コンテンツ・ライブラリ」→ コンテンツ・ライブラリのウィンドウが開く)
  2. プラネタリウム番組をダウンロードする
    (方法:コンテンツ・ライブラリの「ジャンル別一覧」→「プラネタリウム/BGV」から見たい作品を選んで「ダウンロード」→ コンテンツ・ライブラリのウィンドウを閉じる)
  3. 番組を見る
    (方法:「コンテンツ」メニュー →「プラネタリウム番組」→ 見たい作品を選んで「実行」)

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