情報トピックス(2006年6月)

国内のさまざまなメディアで取り上げられた天文ニュースや天文分野の最新書籍などを紹介しています。記事の詳細については各リンク先を参照してください。なお、投稿画像は天体画像ギャラリーに掲載しております。ぜひご覧ください。

2006/06/26

天文関連書 新刊情報

ビッグバン宇宙論 上
サイモン・シン著 青木薫訳 新潮社
1600円 20cm 298p
ISBN 4-10-539303-0
ビッグバン宇宙論 下
サイモン・シン著 青木薫訳 新潮社
1600円 20cm 284p
ISBN 4-10-539304-9
宇宙エレベーター こうして僕らは宇宙とつながる
アニリール・セルカン著 大和書房
2000円 A5判 190p
ISBN 4-479-39139-8

2006/06/23

KAGAYA氏が不朽の名作を語る

7月6日〜9日まで東京ビッグサイトで開催される東京国際ブックフェアの会場で、DVD「銀河鉄道の夜」発売(2006年9月発売予定)を記念した、KAGAYA氏の講演会が開催される。KAGYA氏が不朽の名作について語る講演会の日時は、7月6日(木)、8日(土)両日とも14:00〜15:00、場所は東京国際ブックフェアの会場内、株式会社アスクの展示ブース。(主な対象は、教職員、司書、デジタル上映館の方)なお、展示会の一般公開日は、8日(土)、9日(日)の2日間となっている。

2006/06/21

一等星では初、ポルックスに惑星の存在を確認

地球から35光年の距離にあるふたご座の1等星ポルックスに惑星の存在が確認された。1993年から疑われていたが、20年に及ぶ観測データの地道な解析によって発見に至った。一等星に惑星が発見されたのは初めてのこと。

電気を消して、スローな夜を「100万人のキャンドルナイト」

2003年に始まった「100万人のキャンドルナイト」とは、「夏至の日と冬至の日、夜の8時から10時まで、いっせいにでんきを消そう」という呼びかけ運動。年々参加者の数も増え、昨年は前年の3倍にあたる全国22,716カ所の施設でライトダウンが行われ、参加者は約664万人に昇った。夏至の今日、キャンドルと共にスローな夜をすごしてみてはいかがだろうか。

2006/06/19

天文関連書 新刊情報

オーロラ日記
高橋正明著 海鳥社
1500円 16×23cm 38p
ISBN 4-87415-580-4
歴史を揺るがした星々 天文歴史の世界 (EINSTEIN SERIES)
作花一志編 福江純編 恒星社厚生閣
3300円 A5判 214p
ISBN 4-7699-1041-X
ブラックホールを飼いならす! ブラックホール天文学応用編 (EINSTEIN SERIES)
福江純著 恒星社厚生閣
3300円 A5判 175p
ISBN 4-7699-1040-1

スペースシャトル「ディスカバリー号」7月2日打上げへ

NASAは、スペースシャトル「ディスカバリー号」(STS-121)の打上げについて、米国東部夏時間2006年7月1日午後3時48分(日本時間2006年7月2日午前4時48分)に実施する旨を発表した。

STS-121ミッションは、2005年7月のSTS-114(ディスカバリー号)に続く第2回目の飛行再開フライトとなる。補給物資や実験装置を国際宇宙ステーション(ISS)へ補給するフライトと位置づけられている。

2006/06/12

「きらり」が新たな光通信実験に成功

6月7日午前10時13分(日本時間)に光衛星間通信実験衛星「きらり」(OICETS)とドイツ航空宇宙センター(DLR)の光地上局(バイエルン州ウェスリング)との間で、レーザ光による光通信実験が実施され、3分間の光通信に成功した。

DLRの光地上局は、一般的な地上局とは異なり、場所の移動が可能なシステムである可搬型。この実験の成功によって、天候等に左右されることがない光衛星通信システムの可能性が示された。

2006/06/05

天文関連書 新刊情報

ケプラー疑惑 ティコ・ブラーエの死の謎と盗まれた観測記録
ジョシュア・ギルダー著 アン‐リー・ギルダー著 山越幸江訳 地人書館
2200円 四六判 305p
ISBN 4-8052-0776-0
天文民俗学序説 (学術叢書) 星・人・暮らし
北尾浩一著 学術出版会
2600円 A5判 138p
ISBN 4-8205-7433-7

「きらり」(OICETS)が情報通信功績賞を受賞

6月1日、光衛星間通信実験衛星「OICETS」(きらり)が郵政事業庁による「平成18年度情報通信月間推進協議会会長表彰情報通信功績賞」を受賞した。これは、「情報通信月間」に合わせて毎年6月1日に情報通信の普及・発展に貢献した個人や団体に贈られるもの。昨年8月に打上げられた光衛星間通信実験衛星「きらり」(OICETS)を使用して、レーザー光による双方向の光衛星間通信実験及びNICT地上局と低軌道周回衛星間の光通信実験をいずれも世界で初めて成功させ、宇宙開発及び宇宙利用を支える基盤技術の更なる発展に向け多大な貢献をしたことが評価された。

2006/06/02

世界記録への挑戦は、秋まで延期

世界最高高度を目指すBVT60-2気球の飛翔性能試験が、秋の第2次実験まで延期となった。これは、ジェット気流が北にあがったまま不安定な上、弱い状況にあるため、安定した飛行区域の確保が出来ない理由による。