国立天文台紹介ビデオ「不思議の星・地球」が各賞を受賞

【2004年4月25日 国立天文台 アストロ・トピックス(13)

国立天文台紹介ビデオ第6巻「不思議の星・地球」が、科学技術映像祭の文部科学大臣賞およびTEPIAハイテクビデオコンクールの最優秀作品賞・日本経済団体連合会会長賞を受賞しました。

国立天文台では、昨年、すばる望遠鏡の建設記録映画「未知への航海」が科学技術映像祭文部科学大臣賞、国立天文台紹介ビデオ第5巻「もっと遠くを巨大望遠鏡すばる」がTEPIAハイテクビデオコンクールの最優秀作品賞・映像文化制作者連盟会長賞を受賞するなどの受賞歴がありますが、両賞の同時受賞は初めての快挙です。

明治時代の岩手県水沢で、若い観測所長の木村栄(きむら・ひさし)が国の威信を背負って極運動の国際共同観測に取り組みました。ビデオはドイツの中央局からの観測誤差の大きさを指摘する手紙を受け取るシーンからはじまります。Z項発見にいたるまでの木村の苦悩や観測所員の努力、その後の地球の回転変動・潮汐を通じた地球内部の研究をへて、月探査計画RISEの紹介で終わります。

この作品は国立天文台水沢観測所の百年の研究の流れをたどる内容になっています。

このビデオ作品の製作は(株)イメージサイエンスが担当しました。過去のビデオシリーズと同様、(財)天文学振興財団より販売されています。

<参照>

<関連リンク>

<関連ニュース>