キヤノン、普及型デジタル一眼レフカメラ「キヤノン EOS Kiss Digital」を発売

【2003年8月22日 キヤノン株式会社

キヤノン株式会社は、一般ユーザーを主な対象として、高画質と使いやすさの両立を実現した普及型デジタルAF一眼レフカメラ「キヤノン EOS Kiss Digital」を9月20日に発売すると発表した。

(Canon EOS Kiss Digitalの画像)

「EOS Kiss Digital」の画像。オープン価格だが、実勢価格は本体のみで12万円前後か(提供:キヤノン株式会社)

「EOS Kiss Digital」は、銀塩一眼レフのベストセラー「EOS Kiss」シリーズの基本コンセプトである、“高画質”、“小型軽量”、“簡単操作”を継承したデジタル一眼レフカメラ。 キヤノンでは、デジタル一眼レフを初めて購入するユーザーを主な対象に、本格的な普及機として新たなデジタル一眼レフカメラ市場の創造を目指す。

撮像素子は、有効画素数約630万画素の大型単板CMOSセンサ(センサのサイズは22.7×15.1mmのAPS-Cサイズ相当)を採用。また、外装カバーおよび本体構造の大幅な機能集約化による部品点数の削減や高密度実装より、小型・軽量化およびコストダウンが可能となった。価格はオープンとなっているが、実勢価格は本体のみでおよそ12万円前後、同時発売の専用レンズ(「EF-S18-55mm F3.5-5.6 USM」)とのセットでおよそ14万円前後程度になるのではないかと見られている。

撮影機能としては、広視野角の7点測距AF、10Dと同等のAFスピード、秒間約2.5コマ・最大4コマの連続撮影など。ユーザーインターフェイスでは、10Dでは2つの電子ダイヤルを装備していたが、「EOS Kiss Digital」では電子ダイヤル1つと十字キーの組み合わせになっている。

なお、「EOS Kiss Digital」は、50種類以上からなる全てのEFレンズをはじめ、スピードライトやマクロライトといった豊富なEOS用アクセサリーも使用できる。

さらに、11月30日までに「EOS Kiss Digital」を購入すると、もれなく使い方ビデオがプレゼントされる他、「CANON iMAGE GATEWAY」への登録でEFレンズの全てが分かる冊子と、特製ストラップがプレゼントされる発売記念キャンペーンが実施される。

キヤノン EOS Kiss Digitaの主なスペック

有効画素数:
630万画素
撮像素子:
総画素:約650万画素
22.7×15.1mm高感度・高解像度大型CMOSセンサー、RGB原色フィルター
AF方式:
TTL-CT-SIR方式7点測距
連続撮影:
約2.5コマ/秒・最大4コマまで
撮像感度(ISO):
ISO100、200、400、800、1600相当
シャッター速度:
1/4000〜30秒(1/3段ステップ)、バルブ
記録画像形式:
JPEG、RAW(12bit)
記録媒体:
CFカード TypeI/II