紫外線観測衛星GALEX、順調にデータ送信中

【2003年7月31日 JPL News Release

NASAが今年4月28日に打ち上げた紫外線観測衛星GALEX(Galaxy Evolution Explorer)が、順調に観測を続けている。

(GALEXが撮影したケンタウルス座Aの画像)

紫外線で見た銀河ケンタウルス座A(提供:NASA / JPL / Caltech)

近頃公開された画像には、活発な星形成活動を行っている近傍の銀河や、スターバースト(爆発的な星形成)が起きている遠方の銀河が写し出されている。星形成が活発な場所では若い高温の星が多く生み出されるが、これらの星は紫外線の波長で多くのエネルギーを放射しているので、GALEXによって観測することが可能というわけだ。

GALEXは28か月かけて紫外線で全天を観測し、宇宙の歴史を通じて銀河中の星形成がどのように行われてきたかを探る予定である。それにより、銀河そのものの形成や進化についてもより多くのことがわかってくるだろう。

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