5月3日、川口市立科学館オープン

【2003年5月2日 アストロアーツ】

3日(土)、埼玉県川口市に「川口市立科学館・サイエンスワールド」がオープンする。

(望遠鏡の写真)

メインとなる口径65cm望遠鏡(川口市立科学館のサイトより)

科学館は、1階の「科学展示室」、3階の「プラネタリウム」、総合棟屋上の「天文台」の3つの施設から構成されている。プラネタリウムは直径20mで、光学式プラネタリウムと電子式プラネタリウムを統合したシステムとなっている。また、天文台は3つのドームがあり、口径65cmの主望遠鏡、20cmの副望遠鏡、10〜15cmの望遠鏡6台から構成された6連式の太陽観測望遠鏡が設置されている。晴天時には、太陽観測会や定期的な夜間観望会も行なわれるということだ。また、ネットワークも充実しており、天文台で捉えた太陽の画像をリアルタイムで展示室やプラネタリウムで投影することも可能になっている。

昨年8月に一般利用を終了した「川口市立児童文化センター」は全国でも有名な太陽観測の実績のある施設だったが、新科学館はその財産を引き継ぎ、「太陽」をテーマに知を融合する科学館を基本理念の一つに掲げている。地域交流、教育普及、科学研究の拠点として、今後の発展に大いに期待したい。

なお、プラネタリウムでは、3日から6月1日(日)まで、オープニング記念番組「SPACE & TIME」を、6月15日(日)から8月末まで、夏季特別番組「火星大接近」を、それぞれ上映する。

<利用案内>

開館時間:
9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休館日:
月曜日、年末年始、館内整理日
利用料金:
(科学展示)大人 200円/小中学生 100円
(プラネタリウム)大人 400円/中学生以下 200円
プラネタリウム投影時刻:
土曜:12:00, 13:30, 15:00
日曜・休日:10:30, 12:00, 13:30, 15:00
(平日は学習投影のみです)

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