木星食の観測報告写真集

【2001年8月16日 アストロアーツ】 8月28日 更新

木星食ライブ中継

8月16日未明の木星食の観測報告写真を多くの方からお送りいただきました。ここに写真集形式で掲載致します。


近藤弘之撮影の木星食

8/28 update

撮影日時/2001年8月16日 木星潜入3時06分25秒 木星潜入終了 3時07分32秒 木星出現開始 3時58分00秒 木星出現終了 3時59分05秒 ※時間は目測につき多少ばらつきがあり。
撮影者/ 近藤弘之 撮影地/新潟県三条燕インターチェンジ前
撮影機材/望遠鏡 トミー BORG100ED 口径100mm屈折望遠鏡 拡大光学系 ビクセン LV-10mmアイピース併用 赤道儀 ビクセン GPD赤道儀+スカイセンサー2000で追尾 ビデオカメラ ソニー PC-3 デジタルビデオカメラ 各画像はパソコンでキャプチャー後ステライメージ3で9コマ加算コンポジットとアンシャープマスク処理。組写真化はPhotoshop6.0で実施。

●撮影者コメント: 木星食だけはなんとか観測しようと思い、夜中関越道をジムニーでひた走り新潟平野まで遠征しました。(往復590km走りました)幸い予報どおり快晴に恵まれ、潜入&出現を完璧に観測することができました。添付画像はDV(動画)をパソコンにキャプチャーして組写真を作成しました。


石井元巳 天文技師(倉敷科学センター)撮影の木星食
石井元巳 天文技師(倉敷科学センター)撮影の木星食
MPEG1による動画よりキャプチャー 倉敷科学センタートップページへリンク

8/21 update

撮影日時/静止画:2001年8月16日3時58分〜 動画:2001年8月16日3時00分〜4時00分
撮影者/石井元巳 天文技師(倉敷科学センター) 撮影地/岡山県倉敷市
撮影機材/10cm屈折望遠鏡にて撮影

●撮影者コメント: 木星が月に隠される現象「木星食」をとらえました。月の裏から出てきた木星のそばには四大衛星もしっかり見えています。


高原摂竜氏撮影の木星食

8/20 update

撮影者/高原摂竜(にしわき経緯度地球科学館) 撮影地/兵庫県西脇市
撮影機材/タカハシFC-125+WIDESCAN30mm SONY DCR-PC5でコリメート撮影

●撮影者コメント: 当館でも先日の木星食のビデオ撮影に成功しましたので、その画像を送らせていただきます。


伊藤紀幸氏撮影の木星食
伊藤紀幸氏撮影の木星食

8/19 update

撮影者/伊藤紀幸 撮影地/新潟県新潟市
撮影機材/新潟県立自然科学館 60cm カセグレン式反射望遠鏡 K-60mm SONY ラ DCR-TRV20画像にて撮影 デジタルビデオカメ検眼用のプリズムを使用し,大気による色分散を補正 各画像コン10フレームポジット

●撮影者コメント: 新潟も天候に恵まれ,木星食の全行程を観ることができました。月に飲み込まれていくように隠されていく木星の様子に,宇宙の奥行きを感じました。貴ページに木星食の報告のページがあるのを知り動画より静止画におこした画像を添付させていただきます。1つは新潟県立自然科学館の観望会用に作成したもの,もう一つは木星の出現の様子がわかるものです。動画では,潜入時の各衛星の位置など確認できるのですが明るさの違いのためか,静止画ではわかりづらくなってしまいました。


和光 久氏撮影の木星食
※ オリジナル画像は2304×1536ドットの解像度があります

8/19 update

タイトル/月と木星と・・・
撮影日時/2001年8月16日4時23分〜 1分30秒露出
撮影者/和光 久 撮影地/富士山須走口登山道新五合目駐車場
撮影機材/ビクセンVC200L+レデューサー ビクセンGPD赤道儀 恒星追尾 Fuji FinePix S1 Pro 感度設定1600 ホワイトバランス・オート

●撮影者コメント: 木星食が終わってからふと思い立ち。このような写真を撮ってみました。感度設定と露出時間、ホワイトバランスとの組み合わせを変え続け、青みを帯びた空と手前を流れる薄い雲のおかげでこの1枚がベストな結果となりました。S1専用シューティングソフトにてリモート撮影。木星食がそんなに珍しい現象ならば、三日月と地球照と木星とガリレオ衛星が同時に、しかもこれだけ狭い視野の中で撮れるのはもっと珍しい現象かも?


東田守生氏撮影の木星食 東田守生氏撮影の木星食 撮影者/東田守生 撮影地/大阪府

※ 東田さんの WebPage 「月世界への招待」 に、多数の木星食の写真が掲載されています。

東田守生氏撮影の木星食 東田守生氏撮影の木星食

下条博美氏撮影の木星食 下条博美氏撮影の木星食
下条博美氏撮影の木星食 下条博美氏撮影の木星食
下条博美氏撮影の木星食
潜入時刻:03時07分・出現時刻:03時59分
撮影者/下条博美 撮影地/新潟県黒川村胎内平
撮影機材/タカハシ・FCT−76 SONY−DCR TRV−30ビデオ デジタルカメラアダプター

●撮影者コメント: 16日の木星食についてですが、インターネットで気象を検索したところ、太平洋側は一様にべた曇状態だったため、栃木の那須から一路新潟を目指しました。状況によっては福島も視野に入れていましたが予想どうり? か、夜半前には雨も降るほどの悪条件。アストロアーツのホームページ上で徳光さんが新潟の安田町で捕らえた写真が掲載されていましたが、私はそこからさらに35km北の胎内平を目指しました。結果は快晴。天の川ははっきり見え、ペルセ群の名残とも思える流星がいくつも見られました。


河村俊一氏撮影の木星食 河村俊一氏撮影の木星食 河村俊一氏撮影の木星食 河村俊一氏撮影の木星食
河村俊一氏撮影の木星食
撮影日時:左上:2001年8月16日03:01:31、左中:03:02:01、左下:03:02:29、右上:03:54:12、右下:03:54:36
撮影者/河村俊一
撮影機材/五藤光学製10cmマクストフ反赤+Or12.5mm+ニコンCOOLPIX995 露出各2秒(潜入);各1/2秒(出現) ズームはワイド側 電動追尾 ステライメージ3

●撮影者コメント: 月が木星に近づいてくるまでは待ち遠しいが、食が始まると経過は早い。惑星食のときはつい見とれてしまい、シャッターを押すのを忘れそうになる。今回の木星食は高度15度という低空で始まったので、大気の減光の影響を強く受けて暗かった。そして写真は月も木星もレンガ色に写った。望遠鏡のファインダーには月齢25.9の月の地球照が見えていたが、木星が月の暗い部分から出るときにはその正確な位置が分からず、画面を修正している間に、木星はもうかなりかなり顔を出してしまっていた。


浦辺氏撮影の木星食
浦辺氏撮影の木星食
撮影者/浦辺 守 撮影地/千葉県鴨川市
撮影機材/タカハシミューロン210 or25mm ソニーPC-7 コリメート

●撮影者コメント: 16日の木星食、鴨川の自宅でDVカメラで撮影が出来ました。下の画像はアナログでキャプチャーしたものです(DVカメラのDV入出力が調子悪くてデジタルでキャプチャー出来ない)。食開始15分前には完全な曇天になり諦めたのですが、5分前には月が見えだしてきて、食の撮影が出来ました。多少雲の通過がありましたが、潜入の全経過を捕らえる事ができました。出現は、望遠鏡の向きが悪くて途中からの撮影、木星が半分ほど月から出てきたところからになってしまいました。


徳光宏明氏撮影の木星食 撮影者/徳光宏明(株式会社ニュートン) 撮影地/新潟県安田町
撮影機材/ミードLX200-25 小型CCDモノクロビデオカメラ

●撮影者コメント: 今日未明の木星食を観測できました。とても感激しました。妻の故郷の福島市で木星食を観測の予定でしたが、昨夜はそら一面くもり空で、22時に市内での観測を断念し、急きょ日本海側へ移動を決行しました。高速道路をひた走り、新潟県の安田町へいって観測しました。現地へは行きあたりバッタリの晴れ間を求めての観測になりました。走行距離は片道180Kmとなりましたが、空はほぼ快晴ですばらしい木星食を見ることができました。画像はその様子です。


<木星食の速報サイト>

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