ロシアのロケット、打ち上げ失敗。通信衛星6基が損失

【2000年12月29日 FLORIDA TODAY / AP (2000.12.29)】

モスクワ時間12月28日、ウクライナ製Cyclone-3ロケットがロシア北部のプレセツク宇宙基地からの打ち上げに失敗し、積載されていた6基の通信衛星 (うち3基がロシア軍用、残り3基が民間用) が失われた。

ロシア戦略ミサイル軍のスポークスマンであるIlshat Bakchurin氏によると、ロケットは3段式であり、第2段までは正常に作動したが、第3段が正常に作動しなかったという。関係者によると、ロケットは大気圏に再突入し、最終的にはウランゲル島南東35マイル (約56キロメートル) の北極海に燃え残った破片が落下したと考えられるが、破片の落下による被害は無かったという。