ハッブル、四散したリニア彗星の破片をとらえる

【2000年8月8日 STScI-PR00-27 (2000/8/7)

NASAのハッブル宇宙望遠鏡(HST)が、7月26日前後に崩壊したリニア彗星(C/1999S4)の核の断片をとらえることに成功した。

HSTがとらえた四散したリニア彗星の核

画像左上は、ハワイ大学が8月5日に口径2.2mの地上望遠鏡を用いて撮影したリニア彗星。本来核があるべき位置には、それらしいものは見当たらない。画像右下は、同じ8月5日のほぼ同時刻にHSTの広視野/惑星カメラ2(WFPC2)により撮影されたリニア彗星の頭部。撮影された範囲は、ハワイ大学による画像の上に四角で示してある。HSTによる画像では、四散した核の破片が、それぞれごく小さな彗星として輝いているようすがわかる。

なお、HSTはリニア彗星の核が崩壊する前の7月5日〜7日にかけ、リニア彗星の核の一部が分離し、離れていくようすを観測することにも成功している(STScI-PR00-26=下)。

HSTがとらえた、リニア彗星の核の一部が分離するようす

画像提供:  University of Hawaii / NASA / Harold Weaver (Johns Hopkins University)