SF作家アーサー・C・クラーク氏の名前が人工衛星の名前に

【2000年4月21日 CNN.com (2000/4/19)

ヨーロッパ通信衛星組合(EUTELSAT)は、組合の最も新しい静止通信衛星にアーサー・C・クラーク氏の名前にちなんだ名前を与えた。この衛星は、4月18日にカザフスタンにあるロシアのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたもので、6月にはデータ通信、ビデオ中継、インターネット・アクセスなどを含むさまざまなサービスを開始する。

英国に生まれ、現在スリランカ在住のアーサー・C・クラーク氏は『2001年宇宙の旅』などの作品で知られる著名なSF作家で、彼が作品中で述べた多くのアイデアが現実となって実現している。1945年には3機の静止通信衛星による全地球規模通信衛星のアイデアを発表し、現在の通信衛星に大きな貢献を果たした。