「夢の地球観測衛星」〜こんな衛星あったらいいな〜

【1999年9月14日 宇宙開発事業団財団法人リモート・センシング技術センター

宇宙開発事業団ならびに財団法人リモート・センシング技術センターでは、今年9月14日、15日に開催される「地球観測フェア'99」に併せた一般公募企画として、「夢の地球観測衛星〜こんな衛星あったらいいな〜アイディア募集」を実施した。海外からの2作品の応募も含め、4歳から66歳の幅広い年齢層から45作品の応募があり、選考の結果、最優秀賞1作品、優秀賞3作品、佳作6作品が決定した。このうち数点を紹介しよう。全入選作品は 「夢の地球観測衛星」〜こんな衛星あったらいいな〜 入選作品をご覧いただきたい。

・最優秀賞
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救助衛星「それ行け!セントバーナード」

<堀口 綾乃 11歳  茨城県水戸市>

(機能)
海や山で助けを求めている人のSOS信号をキャッチする。また、地上の温度変化を観測記録して、その急な変化から森林火災を発見する。そして、地上に、人や火災の正確な位置を知らせ、人を助けたり、森林火災が大きくなるのを防ぐのに役立つ。

(発案理由)
TVで海や山での事故のニュースや森林火災のニュースを見て、もっと早く発見できたらと思い、こんなのいいなと思いました。

・優秀賞
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ELABORATE

<浜口 智之 14歳  岐阜県本巣郡穂積町>

(機能)
河川の調査
川の流れ方(季節・時間・天気などでどの様な流れ方をするのか)、川の流れによる水温・水圧・水流、川の汚染問題調査 道路(主な幹線道路、首都高速)の調査 交通量、道路の地熱温度、排気ガスの濃度、道路の渋滞状況、地層などプレート状態や地盤沈下のデータ

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ポイ捨て禁止衛星

<鶴岡 陽彗(ひさと)10歳 神奈川県横浜市>

(機能)
タバコや空き缶などをゴミ箱以外の所に捨てるとポイ捨て禁止衛星からポイ捨て禁止の形をしたアルミ缶が降ってきて捨てた人に当たる。捨てた人は今度からはゴミ箱に捨てるようになる。

(発案理由)
ポイ捨てする人がすごく多いので、こんな衛星があったらいいなと思ったのでつくりました。それに、ポイ捨ては誰もいないところでもできるので、常に衛星で見張っていればいいと思いました。

・佳作
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とりもの衛星

<浦野 正一 41歳  静岡県磐田市>

(機能)
犯人の乗る逃走車にとりもちを投げつけ逃走車を道路に接着し捕まえる。

関連ページ:
地球観測フェア'99
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