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「金井三男のこだわり天文書評」読書週間特集

これが最先端 現代の天文学がわかる10冊

時とはなにか 暦の起源から相対論的“時”まで

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虎尾正久 著

「時」は古代中国・中世西洋・近代日本の天文学ばかりでなく、現代宇宙論や相対論を語るときにも基本となる。そんな「時」論を学ぶ絶好の入門書。

宇宙「96%の謎」 宇宙の誕生と驚異の未来像

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佐藤勝彦 著

インフレーション宇宙論をはじめ、現代宇宙論を展望する絶好の本。入門書ではなく、相当に読み応えがある。じっくりと考察しながら読み進めていただきたい。


ホーキング、未来を語る

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スティーヴン・ホーキング 著/佐藤 勝彦 訳

二番煎じは絶対に書かないといわれる、ベストセラー宇宙論者ホーキングの最新の著書。多数の著書中、おそらくもっともわかりやすく、かつ楽しめる本である。

珍問難問 宇宙100の謎

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福井康雄 監修

一般の方々から募集された、宇宙に対する疑問に答えた本。全部正解できたら、もうあなたは立派な天文解説者! 答えられなくても、恥じ入る必要はない。


カラー図解 宇宙のしくみ

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福江 純 著

宇宙論を主体にした天文学を楽しむ本。福江先生にかかれば、天文学は全て天文楽に変身する。本書で老若男女どなたも心行くまで天文楽を身に付けていただきたい。

キッズのためのしかけ図鑑絵本 うちゅう

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宇宙航空研究開発機構 監修

文章というより仕掛けを楽しむ本だが、読書に疲れた頭を癒すには絶好の一冊。特に学び盛りなお子さんがいるお宅で、書棚やテーブルに仕掛けしておくのによい本だ。


銀河物理学入門 銀河の形成と宇宙進化の謎を解く

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祖父江義明 著

20世紀半ばまで、天文学において銀河は弱小勢力だったが、今や銀河物理学の名を戴くほどに成長した。ロマンで銀河を語る時代は過ぎ去った。最新の天文学を心行くまで楽しんでほしい。

太陽系に未知の「惑星X」が存在する!

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パトリック・ソフィア・リカフィカ、向井 正 著

かつてP.ローエルが唱えた惑星Xのことでは、もちろん、ない。太陽系外縁天体の捜索について述べた最新の太陽系論。本書を読まずに、現代の太陽系像を描き出すことはできない。


イケナイ宇宙学 間違いだらけの天文常識

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フィリップ・プレイト 著/江藤 巌、斉藤隆央、熊谷玲美、寺薗淳也 訳

本書で数多く、かつ類を見ないやり方で説明されている通り、宇宙や天文については、トンデモ誤解が多い。逆に、かように説明されると、常識すらも怪しいことが明白になる。

カラー図解でわかる ブラックホール宇宙

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福江 純 著

図解できるはずがなかったブラックホール宇宙を見事に図解した本。もちろん図解だけですべてを理解するのは無理だが、そこを著者は見事に文章でカバーしている。


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