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金井三男金井三男さんによる書評

星ナビ星ナビ「月刊ほんナビ」に掲載の書評(原智子さん他)

編集部オンラインニュース編集部による書評

宇宙を仕事にしよう

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宇宙を仕事にしよう
 

  • 村沢譲 著
  • 河出書房新社
  • 19×13cm、250ページ
  • ISBN 978-4309617046
  • 価格 1,404円

巻末記載の著者紹介によれば、宇宙作家クラブ会員で、東宝映画「宇宙兄弟」で製作に加わり、宇宙開発に関わる多数の著書を上程している人。本書は、宇宙飛行士からロケット管制官と開発者、天文学者まで、日本を代表する9人の若手の人々に、直接インタビューをした記録書である。評者の若い頃(半世紀前)には、宇宙関係の職業といえば=天文学者+プラネタリウム解説員しかなかったが、今ではメチャクチャ多数あって皆さんがウラヤマシイ。夢があることを、本書はご本人達から丁寧に解説してもらえるのだ。

評者は、有名天文学者達がなぜその道に入ったかを、その伝記からメモし続けている。それによると、きっかけの大多数は、天体望遠鏡が重要な役割を成している。例えば土星の環。あれを望遠鏡で見たとき、衝撃を受けない人はいない。ガリレオをしてしかり。その他大勢もしかり。実はかくいう評者も小学4年生の時、近所にいた星のお兄さんに土星を見せていただいたのが今に至ったのである。というところで、本書を購入・熟読させて貰った。だが、とても残念なことがある。実は本書の中にプラネタリウム解説員が一人もいないのだ。評者の子供の頃、天文や宇宙に関する質問は、先生はダメ、天文学者に質問はできず、頼るは解説員しかいなかった。故に澁谷に通い続け、ついには大学入学・天文学専修・教員・解説員となったのだ。できれば現役解説員にインタビューして欲しかった!

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