銀河系観測「VERA」10周年 6日奥州市で記念講演

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【2012年10月2日 国立天文台 水沢

国内4か所の電波望遠鏡によるネットワークで天の川銀河の地図作りを進める「VERAプロジェクト」。本格的な観測開始から10年を記念して、今月6日に岩手県奥州市で講演会が開催される。


VERA 10周年

(国立天文台水沢のウェブサイトより)

国立天文台水沢VLBI観測所の研究プロジェクト「VERA」は、私たちの住む天の川銀河の精密立体地図を作り、その謎を解明すること目的としている。2001〜2002年、同観測所がある岩手県奥州市のほか鹿児島県薩摩川内市、東京都小笠原村、沖縄県石垣市の4か所に、口径20mの電波望遠鏡を備える観測局が設置され、2002年に本格的な観測を開始した。

その10周年記念として、10月6日(土)に国立天文台水沢キャンパス内の奥州宇宙遊学館で講演会が開催される。VERA観測局がある地元水沢と鹿児島の高校生の発表、国立天文台の本間准教授によるVERAの最新成果、国際天文学連合会長の海部氏による講演を聴くことができる。

《VERA 10周年記念講演会》

■ 日時:
2012年10月6日(土) 13:30〜(受付13:00)
■ 会場:
国立天文台水沢キャンパス内 奥州宇宙遊学館
岩手県奥州市水沢区星ガ丘町2-12
■ 講演・発表:
  • 「金環日食を観測して月までの距離を測る」
    岩手県立水沢高校,鹿児島県立川薩清修館高校
  • 「見えてきた天の川銀河の新しい姿」
    国立天文台 本間希樹 准教授
  • 「銀河鉄道と宇宙の生命」
    国際天文学連合会長 海部宣男 氏
■ ウェブサイト:
■ 主催:
国立天文台 水沢VLBI観測所
■ 問い合わせ:
  • 国立天文台 水沢VLBI観測所
    TEL:0197-22-7111
  • 奥州宇宙遊学館
    TEL:0197-24-2020