東日本大震災復興への取り組みについて

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【2011年5月18日 アストロアーツ】

アストロアーツでは、東日本大震災で亡くなられた方々のご冥福を心よりお祈りするとともに、被災地の一日も早い復興を願って、4月11日に「かけはしプロジェクト」を立ち上げました。これまでに、天文関連施設の被災状況のお知らせや、被災地観望会への「ミニ星座早見工作セット」無償提供、「星ナビ」PDFの無償公開などを行ってきました。


(「コスモプラネタリウム渋谷」に設置された義援金箱の画像)

「コスモプラネタリウム渋谷」の券売機横に設置された義援金箱(画像右側)。クリックで拡大(提供:コスモプラネタリウム渋谷)

(遊佐徹さんの画像)

「東京モバイルプラネタリウム」被災地出張投影の応援に駆けつけた遊佐徹さん(右から2人目)が「ミニ星座早見工作セット」を手に説明する。クリックで拡大(写真提供:近内章一さん)

今回の震災では、多くの天文ファン、公開天文台、科学館、プラネタリウム館など、アストロアーツと少なからず縁のある方々も被害にあわれ、現在復興に向けて懸命な努力をしておられます。「かけはしプロジェクト」は、そんな被災地の皆様を支援するために、アストロアーツが、天文関連団体や全国の天文ファンの皆様との「架け橋」となれるよう活動していこうというものです。

簡易組み立て型の星座早見盤「ミニ星座早見工作キット」は、宮城県の「パレットおおさき」、福島県の「星の村天文台」など被災地域の天文施設や「東京モバイルプラネタリウム」の出張投影などへの無償提供だけでなく、募金活動での利用にも提供が開始されています。

東京都の「コスモプラネタリウム渋谷」では、設置された義援金箱に「ミニ星座早見工作キット」棚を併設して寄付をした方に持ち帰ってもらえるようになっており、義援金は渋谷区を通じて寄付されます。アストロアーツでは、同様に募金活動を行っている天文施設に「ミニ星座早見工作キット」を提供していきます。

また、同プロジェクトのウェブページで、「星ナビ」4月号に続いて5月号のPDFファイルを公開しました。物流の滞りや書店の休業などで「星ナビ」が入手しにくい地域の天文ファンを対象としていますが、星や宇宙の楽しみを日本中に広げてほしいとの思いから震災地域外の人でもダウンロードすることができます。