筑波宇宙センターでの「きぼう」および「こうのとり」の運用管制再開

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【2011年3月23日 JAXA

JAXAは3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により一時中断していた、筑波宇宙センター(TKSC)での国際宇宙ステーション日本実験棟「きぼう」および宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)の運用管制を、3月22日午後4時から再開した。


(運用管制を再開した「きぼう」運用管制室の画像)

運用管制を再開した「きぼう」運用管制室。クリックで拡大(提供:JAXA)以下同様

(運用管制を再開したHTV運用管制室の画像)

運用管制を再開したHTV運用管制室

3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震により、宇宙航空研究開発機構(JAXA)の筑波宇宙センターも被災し、国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングしている宇宙ステーション補給機「こうのとり」(HTV)2号機の運用がNASAに引き継がれるなど影響が出ていた。

また、科学衛星や探査機を運用している相模原では計画停電の影響で活動に困難が生じているものの、大きな被害はなく、自家発電も利用して軌道上の科学衛星や探査機については安全な運用を継続している。

なお筑波宇宙センターで行われていた施設見学や相模原キャンパス展示室の見学は地震の影響でしばらくの間中止している。