星ナビ10月号は「縞の消えた木星」と「昭和基地の星空」

【2010年9月2日 アストロアーツ】

星空を楽しむための雑誌「星ナビ」2010年10月号が、9月4日(土)に発売されます。縞が一本消えた珍しい姿の木星、もう見ましたか? 観望と撮影のポイントを解説します。天空に輝くシャドウバンド、テンペル彗星のダストトレイルなど、宇宙がもっと楽しくなる話題もお見逃しなく。


表紙

星ナビ2010年10月号表紙

第50次日本南極地域観測隊に参加した武田康男さんによる、昭和基地からみた天の川銀河とオーロラの写真です。ひんやりと輝く南極の星空で、厳しい残暑を乗り切りましょう。

★ 全掲載内容の目次はこちら → 「星ナビ2010年10月号」

南赤道縞が消失中 木星に注目

(「南赤道縞が消失中 木星に注目」ページサンプル)

南赤道縞の消失や衝突閃光の観測で話題の木星が、9月22日に衝を迎えます。大赤斑が地球の方を向いている日時を特集でチェックして、望遠鏡を向けてみましょう。望遠鏡での見え方から、ビデオ映像をコンポジットして木星の模様を浮かび上がらせるテクニックまで、木星をめいっぱい楽しむ方法を解説します。

風と星と氷の大陸 昭和基地で光と闇の競演を撮る

(「風と星と氷の大陸 昭和基地で光と闇の競演を撮る」ページサンプル)

第50次日本南極地域観測隊の越冬隊として、2008年12月から1年余りを昭和基地で過ごした武田康男さん。観測の仕事の合間を縫って、チリのほとんど無いすばらしい空を撮影し続けました。踊るオーロラや南天の天の川だけでなく、南極でしか見られない興味深い現象も併せて紹介します。

天空のシャドウバンド

(「天空のシャドウバンド」ページサンプル)

皆既日食の直前直後に、地面を這うようにうごめく「シャドウバンド」と呼ばれる筋が見えることがあります。7月11日の日食では、このシャドウバンドが上空の薄雲に映ったと思われる「天空のシャドウバンド」が観測されました。そもそもシャドウバンドとは? というところから、不思議な空の現象を検証します。

愛されて48年 名古屋市科学館、リニューアル前の最終投影

(「愛されて48年 名古屋市科学館、リニューアル前の最終投影」ページサンプル)

愛知県の名古屋市科学館は1962年に天文館がオープンして以来、東海地方の中心的なプラネタリウム施設として、多くの人に愛されてきました。来年3月のリニューアルオープンに向けて、8月いっぱいで運用が終了するカールツァイス社製プラネタリウムIV型。その最後の解説を聞くために名古屋市科学館へと足を運びました。

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