「はやぶさ」の姿勢制御装置、まもなく再駆動

【2009年2月4日 宇宙航空研究開発機構(JAXA)】

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、今月から小惑星探査機「はやぶさ」の姿勢制御装置を再駆動させて、地球帰還に向けた第2期軌道変換の準備に入ることを発表した。


小惑星探査機「はやぶさ」は、2007年10月、地球帰還に向けた最初の軌道修正(第1期軌道変換)を完了し、その後はイオンエンジンを停止したまま、慣性飛行を続けてきた。

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、2回目の軌道修正(第2期軌道変換)を実施するため、「はやぶさ」の姿勢制御装置を今月から再駆動させることを発表した。

再駆動後に、姿勢制御が正常であることが確認されれば、イオンエンジンが再び点火され、動力による航行が始まる。なお、イオンエンジンによる加速は来年3月まで続けられ、「はやぶさ」は6月に帰還する。地球帰還時には、再突入カプセルが探査機から分離されて、地球大気に突入する。