【新製品情報】五藤光学から超高感度カメラNC-R550a用「フィールドスーツシステム」発売

【2008年12月11日 株式会社五藤光学研究所

株式会社五藤光学研究所(東京都府中市)は、天体観測用超高感度カラーテレビカメラ「NC-R550a」を使い、撮影場所を問わず、より広い対象をとらえることを可能にした「フィールドスーツシステム」を12月5日に発売した。


(「NC-R550a フィールドシステム」の前面の写真)

「NC-R550a フィールドシステム」の前面。クリックで拡大(提供:株式会社五藤光学研究所、以下同)

(「NC-R550a フィールドシステム」の背面の写真)

「NC-R550a フィールドシステム」の背面。クリックで拡大

「NC-R550a」は、2006年12月に発売された超高感度カラーテレビカメラ。天体の鮮明なカラー動画撮影ができるカメラとして、発売以来各方面から注目を集めている。

NC-R550aには、電子増倍機能を持つ3つのEM-CCDが搭載されており、高精細で忠実な色が再現できる。また、冷却温度をノーマル機種より5度低くし、CCDの表面をマイナス20度まで冷却することで、超高感度撮影時に発生するノイズを低減する。また、天体からのHα線をとらえるフィルターを内蔵しており、散光星雲などが放つ赤い光をはっきりととらえることができる。

このカメラを使えば、まるで天体写真を見ているかのような画像をカラー動画として撮影することができる。各地で行われている観望会でも、NC-R550aの映像は多くの人を魅了している。

そのNC-R550aを電源が確保できない場所でも使用したいという要望を受けて、株式会社五藤光学研究所は、バッテリーや車のシガーソケット電源に対応するアダプターの付いたNC-R550a用の「フィールドスーツシステム」を開発・発売した。

同システムには、液晶モニターやガンマイクなども装着でき、これまでの天体撮影に加え、カラーでの流星観測、ホタルや野生動物など動きの速い被写体を捉えることも可能にしている。