【イベント情報】6月7日、NPO花山星空ネットワークが講演会を開催

【2008年5月19日 花山星空ネットワーク】

NPO法人花山星空ネットワークは、「宇宙太陽発電衛星」と「超巨大ブラックホールの連星系」の2つをテーマにとりあげた講演会を6月7日に開催する。


(宇宙太陽発電衛星(SPS)の想像図)

宇宙太陽発電衛星(SPS)の想像図。クリックで拡大(提供:NPO法人花山星空ネットワーク第2回講演会のページより、以下同様)

(OJ287とそのまわりを回るブラックホールの想像図)

OJ287とそのまわりを回るブラックホールの想像図。クリックで拡大

花山星空ネットワークは、京都大学附属の花山天文台(京都市山科区)を利用した観望会や見学会、講演会の開催を通じ、天文普及活動を行っているNPO法人だ。

同ネットーワークは、6月7日に講演会を行う。今回の演題は2つで、その1つ目は、人類のエネルギー問題を解決する究極のプロジェクトと言われる「宇宙太陽発電衛星(SPS)」である。

SPSは、いわば宇宙に浮かぶ太陽発電所だ。太陽電池で発電した電力を静止衛星によって地上へ送る。太陽電池には24時間太陽の光があたり、地球の大気でも弱められないため、地上の太陽光発電よりもずっと効率良く発電することができる。

京都大学には、この(SPS)の実現に向けた実験設備がある。マイクロ波を送る装置、直流の電気に変える装置、電波を正しく受電点に向ける方法などを研究している。講演では、この分野の世界的権威である京都大学理事松本紘氏が、プロジェクトの構想や関連トピックスについて語る。

2つ目の演題は、「40年来のなぞが解けた:超巨大ブラックホール連星の発見」で、講演者は大阪教育大学教授の定金晃三氏。

定金氏が参加した国際的な研究チームは、長年なぞであった「OJ287」と呼ばれる天体の構造を明らかにした。OJ287は、想像を絶するほどの超巨大ブラックホールとそのまわりを高速で回転する巨大ブラックホールからなる連星系であった(参照:2008年4月24日アストロアーツニュース「重力波を証明か、ブラックホールの連星系」)。

定金氏が、天文研究者にとっても天文愛好家にとってもエキサイティングなこの連星系について語る。

なお、講演会の定員は先着300名で、申し込みの締め切りは、2008年5月26日(月)まで。その他の詳細は、以下を参照のこと。


■ イベント名:
NPO法人花山星空ネットワーク 第2回講演会
■ 日時:
6月7日(土) 13:30〜16:30(13:00開場)
■ 場所:
京都大学理学研究科6号館 4階401号室
■ 参加費:
大人 1000円、高校生以下 500円(同NPO会員は半額)
■ 定員:
300名(先着順)
■ 締め切り:
5月26日(月)必着
■ 申込先:
電子メールか往復はがきに、以下の必要事項を記入して、お申込みください。
  • E-mail: hosizora@kwasan.kyoto-u.ac.jp(※件名は「6/7講演会申込」としてください)
  • 往復はがき:
    〒607-8471 京都市山科区北花山大峰町
    花山天文台内 NPO法人 花山星空ネットワーク事務局
■ 必要事項:
  1. 参加希望行事の名称 「6/7講演会」
  2. 代表者の氏名・ふりがな
  3. 参加人数(大人・子ども・会員別)
  4. 郵便番号・住所
  5. 電子メールアドレス
  6. 電話番号
■ 問い合わせ先:
E-mail: hosizora@kwasan.kyoto-u.ac.jp
電話: 075-581-1461

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