2008年春、大型映像版「銀河鉄道の夜」が登場

【2007年11月14日 KAGAYAスタジオ

KAGAYAスタジオでは、大ヒット中のプラネタリウム番組「銀河鉄道の夜」について、2008年春から大型映像での配給を開始する。大型フィルムに対応した作品で、日本のみならず、北米やヨーロッパ、アジアなどの各国における上映拡大をねらう意向だ。


プラネタリウム番組「銀河鉄道の夜」は、デジタルペインティングアートの第一人者であるKAGAYA氏の入魂の一作。同氏が幼いころに憧れた宮沢賢治の不朽の名作『銀河鉄道の夜』の情景が、見事にビジュアル化されている。

作品の人気は高く、国内では2006年から今年末までに全国20館のプラネタリウムで上映されており、上映期間の延長を決定した館もある。また、北京や台北では中国語吹替え版が上映され、高い評価を得ている。

KAGAYAスタジオでは、このプラネタリウム番組「銀河鉄道の夜」について、大型映像版を作成し、日本国内だけではなく、全世界での配給を目指すこととなった。

大型映像とは、通常の映画で使われる35ミリフィルムに比べ、面積比で最大10倍以上となる70ミリフィルムを使った映像システムのこと。解像度は横4096画素、縦3072画素で、ハイビジョンに比べ6倍以上の美しさが実現できる。

大型映像版「銀河鉄道の夜」は2008年春にリリースされ、国内はもちろんのこと、大型70ミリフィルムを使った上映館が数多く存在する海外での上映拡大が目指される。なお、予告編は、11月に大阪で開催された大型映像関連のコンベンション「JSTC2007」で上映された。