【イベント情報】2007年4月7〜8日 第37回彗星会議を開催

【2007年1月29日 アストロアーツ】

4月7日、8日の2日間、第37回彗星会議が新潟県南魚沼市で開催されます。どなたでも参加できるこの会議では、撮影や画像処理、捜索を含めた観測の方法など、彗星全般にわたる情報交換を毎年行っています。第37回となる今年は、日本を代表するコメットハンター関勉氏の特別講演が予定されています。


彗星といえば天文ファンの間では、今年1月に大彗星となったマックノート彗星の絢爛な尾を引く姿が注目を浴びたばかりですが、今年で第37回目を迎える彗星会議では、国内のプロやアマチュアの彗星研究者や観測者が集まり、毎年1泊2日の日程で彗星に関して幅広い情報交換や研究発表などを行っています。

今年の彗星会議は4月7日(土)、8日(日)の2日間の日程で、首都圏からも比較的アクセスのしやすい新潟県南部での開催である上、第1日目に予定されている日本を代表するコメットハンター関勉氏による特別講演や村上茂樹氏との対談も開催前から注目が集まっています。

また初日には、彗星の眼視観測や分光観測、撮影と画像処理、捜索方法などを取り上げた分科会、夜間には観望会と懇親会が行われます。2日目には、彗星に関する研究発表の他、会場内に設けられるフリースペースで参加者が持参した彗星写真の展示も行われます。

第37回彗星会議の参加の申込み締め切りは、2007年2月28日(水)です。その他参加方法などの詳細は以下のサイトを参照してください。

■ イベント名:
第37回彗星会議 in 新潟八海
■ 日時:
2007年4月7日(土)13:00受付開始、14:00開会 〜 4月8日(日)11:50
■ 場所:
日本大学 八海山セミナーハウス
(注:4月8日(日)は南魚沼市農業体験実習館「レイホー八海」で行います。「日本大学八海山セミナーハウス」と「レイホー八海」は徒歩1分の距離です)
■ 内容(4月7日(土)会場:日本大学八海山セミナーハウス):
  • 特別講演: 関勉「彗星発見の奇跡」(仮題)
  • 対談: 関勉 VS 村上茂樹
  • 分科会
    • 眼視観測 宇宙の神秘をライブで体験しよう!(吉田誠一)
    • 位置観測 追跡観測で軌道計算に貢献しよう!(鈴木雅之)
    • 分光観測 サイエンスで彗星の正体を探ろう!(古荘玲子)
    • 撮影と画像処理 初心者歓迎・彗星の変化を追いかけよう!(門田健一)
    • 彗星捜索 発見のチャンスはまだあるぞ!(関勉)
  • 分科会報告
  • 夕食、入浴、60センチメートル反射望遠鏡による観望会、懇親会
■ 内容(4月8日(日)会場:レイホー八海):
  • ポスター発表の紹介(1件1分)(サイズなどの詳細は、第37回彗星会議 in 新潟八海山のサイトをご覧ください)
  • 研究発表
    • 門田健一:新天体確認情報〜確認観測の現場レポート〜
    • 中村彰正:2006年の彗星発見・観測のまとめ
    • 浜根寿彦:73Pの可視低分散分光観測〜他の彗星との比較(仮題)
    • 古荘玲子:73P/Schwassmann-Wachmann B核とC核の塵の違い:偏光撮像観測から
    • 森淳:なゆた望遠鏡で探るほうき星の成分(仮題)
    • 吉田誠一:2006年の主な彗星の光度変化
    • 渡部潤一:彗星は小惑星になるのか?−ほうおう座流星群母天体の例から−
  • 彗星カルトクイズ(景品あり)織部隆明
■ 参加資格:
誰でも参加できます
■ 申込み締切:
2007年2月28日(水)
宿泊は定員(80名)に達した時点で締め切ります
■ 参加費:
泊2食付き:11,000円
1泊2食付き学割:9,000円 (当日、学生証提示)
会議のみ参加:3,500円
■ 問い合わせ先:
電話 090-7908-7867(平日の日中でも可、午後9時以降はご遠慮ください)
■ サイト:
第37回彗星会議 in 新潟八海山