米コダック、レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「DCS Pro SLR/n」の発売を発表

【2004年2月17日 コダック株式会社

米KODAKは、プロ用レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「コダック プロフェッショナル DCS Pro SLR/n」を発表、2月から米国他で販売開始すると発表した。日本国内での販売は今春の予定。価格はオープン。

(DCS Pro SLR/nの商品画像)

レンズ交換式デジタル一眼レフカメラ「DCS Pro SLR/n」。メーカー希望小売価格はオープン(提供:コダック株式会社)

「DCS Pro SLR/n」は、現行機種の「DCS Pro 14n」とほぼ同等の基本性能を有する、有効画素数約1,371万画素/35mmフルサイズCMOSセンサーを搭載したレンズ交換式デジタル一眼レフカメラ。CMOSセンサーの改良により、ISO160〜1,600(RAWモード時/JPGではISO160〜800)に対応した。

また、広範なISO値においてノイズを低減させるハイパフォーマンスローノイズ(HPLN)技術の採用(特にISO160〜400までの感度で有効とのこと)や、最大60秒までの長時間露光モードを搭載。他にも、カメラを使用していない際にバッテリーの消耗を抑えるスリープ機能、カードスロットのドアを閉じている状態でも画像の書き込み状況をビジーランプで確認できるなど、ユーザーの利便性を重視した設計にしているという。

レンズマウントはニコンのFマウントを採用。バッファーメモリーは512MBで、RAW画像(13.5MB)で毎秒1.7コマ/最大19コマの連続撮影が可能になっている。メモリーカードスロットはCFとSD/MMCのダブルスロットを搭載し、それぞれのスロットに対して同一画像の同時書き込みが行なえる。

なお、上記特徴は開発時の仕様に基づくため、日本国内での発売時には変更になる場合があるとのこと。日本発売に向けた発表が待たれるところだ。

「DCS Pro SLR/n」の主なスペック

有効画素数:
1,371万画素(4,536×3,024)
撮像素子:
36×24mmサイズ原色CMOS、総画素数1,381万画素
レンズマウント:
Fマウント
AF方式:
TTL位相差検出方式
連続撮影:
約1.7コマ/秒、最大19コマ(13.5MP/RAW(DCR)モード設定時)
撮像感度(ISO):
RAW(DCR)モード:ISO160〜1600 相当
JPEGモード(DCR+JPEG および ERI-JEGとも):ISO160〜800 相当
各1/3段ステップ
シャッター速度:
2秒〜1/4,000秒
長時間露光モード:3モード切り替え(オフ、1/8秒-1秒、1秒以上)で最大60秒
記録画像形式:
DCR(12bit RAW)/ERI-JPEG(Exif2.2準拠、DCF準拠)/JPEG
記録媒体:
スロット1:コンパクトフラッシュカード(TypeI/TypeII対応)、マイクロドライブ(1GB/512MB/340MB)対応、LEXAR WAカード対応
スロット2:SDカードLEXAR対応およびマルチメディアカード(MMC)

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