存続への光が見えてきた!
サンシャインプラネタリウム存続を願う運動の状況について

【2003年4月3日 サンシャインプラネタリウム存続を願う会】

(以下は、「サンシャインプラネタリウム存続を願う会」が3月29日に発表したプレスリリースを、転載許可をいただいて掲載するものです。)


日本を代表するプラネタリウム館の一つであるサンシャインプラネタリウム閉館という平成15年2月5日の(株)サンシャインシティ(サンシャインプラネタリウムを経営する(株)サンシャインエンタープライズの親会社)の発表を受けて、存続を願う運動を関連各方面のご協力のもと、進めて参りましたが、おかげさまで、3月27日現在、5393名(うち、豊島区民974名)より存続を願う署名が集まりました。現在の運動の概要をお知らせします。

  1. 豊島区議会へ当会より2月12日に提出した「サンシャインプラネタリウム存続についての陳情」が、3月19日に区議会にて採択されました。この結果、区および教育委員会が株式会社サンシャインシティに対し存続の要請を行うことになりました。

  2. すでに、存続に関する要請書を豊島区教育委員会は3月6日に、区長は3月17日にサンシャインシティに対して提出しています。また、3月19日には区議会が要望書を提出しています。

  3. 3月28日に当会水野孝雄会長ほか2名が、高野之夫豊島区長と二ノ宮富枝教育長と面談し、要望書と署名を手渡しました。

要望書の内容は次の通りです。

  1. 小・中学校の校外学習における利用を保証するため、サンシャインプラネタリウム存続の方策を講ずること。(ここでは、区との取り決めに従って、今年の11月までは止められないはずであることを強調した。)

  2. 豊島区民にとって生涯学習的施設であり、首都中心部にある日本でトップクラスの文化施設であるサンシャインプラネタリウムの存続への方策を講ずること。

  3. 空と海の児童文化センターとして建設されたサンシャインプラネタリウムと水族館の公共性担保のために設置された「児童文化センター等管理運営連絡会議」の開催とその議事録の入手を希望する。(ここでは、閉館という最も重大な協議事項を、管理運営連絡会議で協議することもなく、一方的に閉館はできないはずであることを強調した。さらに、閉館理由が不合理であることを資料を基に説明した。)

  4. 全国の署名者5,393名(3月27日現在)の願いに応えて、サンシャインプラネタリウムの存続を前提とした、(株)サンシャインシティとの交渉を強く要望する。

私たちは、区長・教育長との面談により存続への良い感触を得ました。

今後、さらに存続を願う声、支援の輪が広がることにより、何らかの成果が得られると確信しております。

豊島区長宛に提出した署名に加え、より多くの声を(株)サンシャインシティに届けるために、署名活動を引き続き行っています。4月14日までに皆さまからお預かりした署名および存続を願う声を、(株)サンシャインシティに提出する予定です。ご協力・ご支援をよろしくお願いします。なお、署名は当会ホームページより行うことができます。

署名活動および豊島区長との会見のようすの詳細は、当会ホームページをご参照下さい。

サンシャインプラネタリウム存続を願う会ホームページ: http://homepage2.nifty.com/~tomoko/ssp/

お問い合せ先:
会長・水野孝雄(東京学芸大学教育学部教授)
TEL:042-329-7534 または 090-4612-7753
FAX:042-329-7538
e-mail: mizuno@u-gakugei.ac.jp

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