木星にまた新衛星、計52個に

【2003年3月10日 アストロアーツ】

これまでにも多くの衛星を発見してきたハワイ大学のグループが、また新たに木星の衛星を12個発見した。これで木星の衛星は合計52個となる。

研究グループは2月の始めにハワイ・マウナケア山頂のすばる望遠鏡などを用いて木星の衛星探しを行い、12個の新衛星を発見した。これらにはS2003 J1からJ12までの符号が付けられた。明るさは23等級前後で、直径は1〜4kmと見積もられている。これまでの観測によれば、衛星は木星の自転とは逆方向に公転しているようだ。これは、今までに見つかっている木星の小さな衛星と同じ特徴である。詳しい軌道については今後の観測が必要だろう。

今回の発見により、太陽系の各惑星の衛星数は次のようになった。

合計118個
水星なし
金星なし
地球1個
火星2個
木星52個
土星30個
天王星21個
海王星11個
冥王星1個

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