11 月 27 日の小惑星アンキセスによる恒星食の改良予報

【2001年11月26日 佐藤 勲 氏 ONM No. 598】

11月27日(火)に起こると予報されていた小惑星(1173)Anchises(16.0等)によるTYC122001102(11.45等)の掩蔽は、アメリカ海軍天文台(USNO)などでの観測を基にした筆者の改良予報によって、同日18h17mごろ、日本で見られる可能性が高いことがわかりました。

隠される恒星の2000年分点の位置は、赤経02h16m27s1059±0''.084, 赤緯+21°22'26''582±0''.122で、アンドロメダ座にあります。一方、隠す小惑星の推定直径は126km、視直径は0''.041で、改良予報での暦の精度は0''.044です。

名目上の掩蔽帯は、日本海を通っており、ここを中心に全国が可能性圏内にあります。日本列島縦断コースになる可能性もあります。現象が起これば、最長9秒間にわたって4.6等級の減光が起こります。

詳しいお問い合わせは、佐藤 勲 氏(E-mail ANA65381@nifty.ne.jp)までお願いいたします。

さらなる改良予報が出た場合は、電子メールや電話、アストロアーツのホームページでも情報を流します。また、観測報告は、eGroupに参加登録の上(eGroupにログイン)、occultation@egroups.co.jpに投稿して下さい。(プロフィールを記入されませんと、参加登録されません。)

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