ディスカバリー号帰還 滞在クルーを交代

【2001年8月23日 宇宙開発事業団 (2001.08.23)

スペースシャトル・ディスカバリー号 (STS-105/ISSフライト7A.1) が、アメリカ東部夏時間8月22日午後2時22分(日本時間23日午前3時22分)に、フロリダ州NASAケネディ宇宙センター(KSC)に無事帰還し、11日と21時間13分にわたるミッションを終えた。

今回のフライトの主要な目的は、国際宇宙ステーション (ISS) の第2次/第3次滞在クルーの交代、および実験機器などのISSへの輸送であった。

今回ディスカバリー号で帰還した第2次滞在クルー3名 (ユーリー・V・ウサチェフ; Yury Vladimirovich Usachev, ジェームス・S・ヴォス; James S. Voss, スーザン・J・ヘルムズ; Susan J. Helms) は、ISS滞在中には、ロボットアームやジョイント・エアロックの取りつけ作業などに関わった。ISSへの滞在開始は2001年3月8日。当初は約4か月間の滞在予定だったが、ロボットアームの不調に対処する必要が生じたため任務期間が延長され、5か月半にも及ぶ長い滞在となった。

今回ISSに乗り組んだ第3次滞在クルー3名 (フランク・L・カルバートスン; Frank L. Culbertson, ヴラジーミル・N・ジェジューロフ; Vladimir Nikolaevich Dezhurov, ミハイル・チューリン; Mikhail Turin) は、2001年12月初めまでISSに滞在し、エンデバー号 (STS-108/ISSフライトUF-5) で帰還する予定。