アフリカ日食の「日食報告会」開催される

【2001年8月20日 アストロアーツ】

日食情報センター主催による「日食報告会」が8月19日、東京新宿の工学院大学で開催され、約180名の日食ファンで賑わった。

今回の報告会の主題は、6月のアフリカ日食だ。日食情報センターの辻村氏の調べによると、今回の日食観測でアフリカに遠征した日本人は約680名。ザンビア、ジンバブエ、マダガスカルの各地で日食の観測に成功した。
報告会では、スペクトル観測や、接触時間を求めて太陽の直径を計る試みなど学術的な分野から画像処理、旅行記まで多彩な内容が発表された。最後には日食情報センターの石井氏による今後の日食の情報が発表され、参加者の心は次の日食へと切り替わったようだ。
次回は未定だが、決定次第ニュースでお知らせするので、日食に興味のある方は是非参加してみてはいかがだろうか。日食がますます面白くなることに間違いない。

会場風景 写真販売
教室を埋め尽くして熱心に発表に耳を傾ける。 日食情報センターの会誌や、アフリカ日食の写真を販売。

なお、毎回の日食を報告書の形でまとめている日蝕観測会議では、今回の報告書の媒体をCD-ROMに切り替えて発行する。日食に関する報告、写真、ビデオなども現在募集中で、800円で販売する予定という。興味のある方は下記アドレスに問合せをしていただきたい。

日蝕観測会議 森 友和 MXG04256@nifty.ne.jp