野口聡一宇宙飛行士、来年夏にシャトル搭乗決定

【2001年4月10日 宇宙開発事業団 (2001.04.10)

野口聡一宇宙飛行士が2002年7月に打ち上げ予定のスペースシャトル・エンデバー号 (STS-113/国際宇宙ステーション組み立てミッションULF1) に搭乗することが決定した。野口聡一宇宙飛行士は1998年4月にNASAからミッション・スペシャリスト (MS) に認定されており、実際に宇宙飛行にのぞむのは今回がはじめてとなる。

このSTS-113は、ISSへの利用補給 (実験装置や交換機器の輸送) を目的としたミッションで、飛行期間は11日間を予定。輸送物資の補給のほか、第5次滞在クルーと第6次滞在クルーの交代も行なわれる。

野口飛行士は、今回の搭乗決定について、「国際宇宙ステーションへの利用補給ミッションという、大きな活躍の場を与えていただき、たいへん感激しております。これまでの皆様の励ましに感謝いたします。今後は来年夏のフライトに向けて訓練に注力していくとともに、日本人宇宙飛行士に対する皆様の御期待に応えられるよう、さらに努力していきたいと考えております。今後ともご支援のほどよろしくお願いいたします。」とコメントしている。