日本TI、従来品の50倍以上の感度を実現するCCDチップを発表

【2001年1月25日 日本テキサス・インスツルメンツ ニュースリリース

日本テキサス・インスツルメンツ (TI) は1月24日、新式CCDチップ『TC253』を発表した。このチップはTI独自のSPD (Single Photon Detection) 技術を初めて採用し、同社の従来品に比べて50倍以上の感度を実現するという。

このSPD技術は、CCDチップ内で2次電子を発生させ、信号電荷を増幅する技術であり、イメージ・インテンシファイア (光電子増倍管) 等の外部増幅装置を用いることなく、小型・超高感度・高コストパフォーマンスのCCDカメラの開発が可能となる。

全画素数は34万画素 (680x500画素)、うち有効画素数は約32万6000画素 (658x496画素)。このチップを用いたCCDカメラのエンジニアリング・サンプルの出荷は、2001年第2四半期より開始される予定。