「ズベズダ」ドッキング成功

【2000年7月27日 FLORIDA TODAY Space Online (2000/7/26)

日本時間7月12日に打ち上げられた国際宇宙ステーション(ISS)のロシア製サービス棟「ズベズダ」は、日本時間7月26日午前9時45分、無事ISSとのドッキングを完了した。

「ズベズダ」のドッキング以前のISSは、アメリカ製の「ユニティ」、ロシア製の「ザーリャ」の2つのモジュールのみで構成されていた。「ユニティ」は、追加のISSモジュールやスペースシャトルのためのドッキング・ノードで、「ザーリャ」はISSの電力供給や軌道制御を行なっていた。

「ズベズダ」は、居住区、電力供給機能、ISSの軌道制御などの機能を持ち、今回のドッキングにより、ようやくISSへの乗組員の恒久的な滞在が可能となった。「ズベズダ」の打ち上げは、主にロシアの財政難により、本来の予定から2年以上遅れていた。なお、「ズベズダ」の到着により、「ザーリャ」はその役目を終え、今後はただの通路としてのみ機能することになる。

ISSの完成は、2005年から2007年の見込み。