土星よりも小型の2つの太陽系外惑星が発見された

【2000年3月30日 NASA Space Science News (2000/3/29)

土星よりも小型と考えられる2つの太陽系外惑星が発見された。これまでに太陽系外星系に30個の惑星が発見されているが、それらは全て太陽系最大の惑星である木星程度かそれ以上の大きさであった。今回の2つの土星クラスの惑星の発見は、多くの恒星が木星クラスの惑星に加えて土星クラスの惑星も携えているということを暗示するものであり、系外惑星探索における重要な一歩である。

今回の発見はカリフォルニア大学バークレー校のGeoff Marcy氏、ワシントンカーネギー協会のPaul Butler氏、並びにカリフォルニア大学サンタ・クルーズ校のSteve Vogt氏により、ハワイ・マウナケア山頂のケック10m望遠鏡を用いて行われた。