小惑星による恒星食の予報(2月)

【2000年1月29日 佐藤 勲 氏 ONM No.499】

2月の小惑星による恒星の掩蔽予報を掲げます。

 月 日  JST    小惑星       直径継続減光    恒星名   光度  赤経(J2000)赤緯  点
        h  m 番号 名前        km 秒  等               等    h  m  s   ゚  '  数
  2  2 26 59 9116 1997ES40     3  1 16.3 gamma   Gem  1.9 06 37 43 +16 24.0 70
○2  4 19 33 1114 Lorraine    62 11  4.7 ACT 0241229 10.2 05 53 03 +09 01.4 82
  2 14 29 22  287 Nephthys    68 10  0.8 GSC49680318 12.2 13 51 52 -01 31.8 73
  2 17 19 40  150 Nuwa       151  9  3.2 ACT 0464357 10.5 03 52 50 +18 16.9 83

90点以上の現象は好条件、100点以上の現象は、高い割合で観測に成功しています。 点数の高い現象ほど、改良予報のための位置観測や、現象の観測を優先的に行なって下さるようお願いします。 1mas=0".001です。 ◎,○のついた現象は、新たな改良予報が出なくてもマークして下さるようお願いいたします。

2日(1997ES40)
2等星γGemの掩蔽は、初期予報では、九州付近を通っていますが、小惑星の直径がわずか3kmで位置の誤差が大きく、1秒足らずの減光を捕らえるのは、宝くじに当たるような確率です。

4日(Lorraine;ロレーヌ)
南へ1σ以上ずれると、北日本方面で見られます。

14日(Nephthys;ネフティス)
北へ1σ〜3σずれると、日本で見られます。

17日(Nuwa;ヌワ)
南へ2σ以上ずれると、北海道方面で見られます。

さらなる改良予報が出た場合は、アストロアーツのホームページまたは電話でも情報を流します。

今年の小惑星食の予報を希望される方は、御連絡下さい。

参照 2000年の掩蔽の初期予報