星座八十八夜

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星座とは

星座の歴史

毎晩、空にやってきてわたしたちの目を楽しませてくれる星座。その始まりは、今から約5千年前のメソポタミア地方だったといいます。種をまいて、作物を育て、収穫するには、季節を正しく知る必要があります。そこで、星を結んで畑や農具などの形に見立て、季節の目安にしたのが星座の始まりのひとつだと考えられます。

ローマ帝国時代の2世紀、天文学者プトレマイオス(トレミー)は「アルマゲスト」という本を書き、それまで伝わっていた星座を整理して、48個にまとめました。これが「プトレマイオスの48星座」といわれるものです。

ルネッサンス時代には、羅針盤が発明され、新航路が開拓されて、ヨーロッパの船乗りたちは今まで行ったことのないような遠いところへ航海するようになりました。南半球へ旅した彼らは、そこでまだ見たことのない星空があることを知り、南の国で見た珍しいものを星座としてそこに追加しました。また、新しい文明の利器や発明品ができると、それをかたどった星座が作られました。このようにして、新しい星座がどんどん設定されていきました。

1609年以降、望遠鏡による天体観測が行われるようになります。すると暗い星しかなかったために今まで星座がなかった「星座と星座の間の空」に変光星などがたくさん発見されて、星座の境界線をはっきりさせる必要がでてきました。そこで、天文学者たちが話し合って星座を統一して世界共通のものにすることになったのです。それが20世紀の初めのことでした。

1922年、国際天文学連合の総会で、星座は現在の88個にまとめられました。それまでの星座は、星座絵の絵姿でしたが、この時から空の区画になりました。現在、一般的に「○○座の目印」といわれているのは、その星座(=区画)で目立つ星々のならびのことです。

季節ごとに違う星座たち

夜空に輝く星は常に決まった場所に静止しているわけではなく、日周運動や年周運動によりゆっくりとした速度で動いています。そのため、見る時間や季節によって見える星座は変わってきます。88個ある星座たちを季節や見える場所で6カテゴリに分類して紹介します。

【春の星座】

春の星座

春の星座の目印は、〈おおぐま座〉のシッポを形作る北斗七星から、〈うしかい座〉〈おとめ座〉〈からす座〉へと続く、春の大曲線です。

▶ 春の星座の一覧

【夏の星座】

夏の星座

夏の星座の目印は、夏の大三角と、南の空の〈さそり座〉でしょう。また〈いて座〉から〈はくちょう座〉にかけて、濃い天の川が見られます。

▶ 夏の星座の一覧

【秋の星座】

秋の星座

秋の星空は、輝きのきらびやかさこそありませんが、勇者ペルセウスにちなむ壮大な神話物語に古代の人々の営みを思うことができます。

▶ 秋の星座の一覧

【冬の星座】

冬の星座

冬の夜空は明るい星がたくさん輝き、とてもにぎやかです。寒さ対策をしっかりすれば最高の星空を眺めることができるでしょう。

▶ 冬の星座の一覧

【沖縄で見える星座】

沖縄で見える星座

天の南極に近い星座は本州からは見ることができません。沖縄や小笠原諸島まで南下すると、南天の星座がいくつか、南の地平線近くに見えてきます。

▶ 沖縄で見える星座の一覧

【南半球の星座】

南半球の星座

日本国内でも沖縄や小笠原諸島まで行くと、南天の珍しい星座を一部だけ見ることができますが、思いきって南半球まで行くと、さらに多くの星座が見られます。

▶ 南半球の星座の一覧

88星座一覧

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