2012年10月8日 10月りゅう座流星群が極大

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(説明図)
ステラナビゲータで作成

かつてはジャコビニ流星群と呼ばれていたが、2010年に正式和名が「10月りゅう座流星群」となった。ジャコビニ・チンナー彗星の通り道を毎年この時期に地球が通過し、そこに残されていたちりが地球の大気にとびこんで、100km前後上空で発光して見える。

13年ごとの大出現の年とされた2011年は、ヨーロッパ方面でかなり活発な活動を見せた。2012年の活動のピークは10月8日の20時ごろと予想されている。13年周期にはあたらないとはいえ、深夜まで月は現れず、こと座のベガと北極星の間にある放射点(星が流れてくる中心点)も高さじゅうぶんで、見えやすい条件はととのっている。まだ頭上に輝く夏の大三角や秋の星座をたどりながら空全体をゆっくり眺めていれば、ラッキーなことが起こるかもしれない。

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この解説は「アストロガイド 星空年鑑 2012」より抜粋しました。

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