2012年1月4日 しぶんぎ座流星群が極大

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(説明図)
ステラナビゲータで作成

しぶんぎ座流星群は、8月のペルセウス座流星群12月のふたご座流星群と並ぶ三大流星群のひとつで、うしかい座とりゅう座の境界付近にある放射点から流れ星が流れる。「しぶんぎ座」という星座は今は存在しないが、かつてこのあたりに「へきめんしぶんぎ(壁面四分儀)座」という星座が設定されていたことからこの名前がついている。流れ星は、彗星や小惑星の通り道を地球が通過し、そこに残されていたちりが地球の大気にとびこんで、100km前後上空で発光して見えるものだ。

活動のピークと予想されているのは1月4日の16時ごろ。だが、直後の日没後には放射点が北の空に沈んでしまうので、4日の未明(3日深夜すぎ)ごろが観測のベストタイミングだろう。放射点は22時ごろ東北の空に現れ、未明まで月齢10の明るい月が西に出ているので、東を中心に空を広く見わたしてみよう。お正月気分からひと段落しての「星見初め」のついでに見られればもうけものかも知れない。

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この解説は「アストロガイド 星空年鑑 2012」より抜粋しました。

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