ディープ・インパクトに載せて、彗星にも名前を届けよう!

【2003年5月13日 JPL News Release

9日に小惑星探査機「はやぶさ」が打ち上げられた。予定では2005年6月に小惑星1998 SF36に到達し、世界中から応募のあった88万人の名前を刻んだターゲットマーカーが小惑星の表面に届けられることになる。それとほぼ時を同じくして、彗星の核にも名前を刻んだプレートを届ける計画があるのをご存知だろうか。

この計画は、NASAの彗星探査機ディープ・インパクトによるものだ。2004年12月に打ち上げ予定のディープ・インパクトは、2005年7月にテンペル第1彗星に到達することになっている。そして、彗星の核に向かって時速37000kmで銅の弾丸(重量370kg)を撃ち込み、破片やクレーターを観測して彗星の内部の状態などを探るのだ。この弾丸に、世界中から応募を集めた名前を刻んだCDが搭載されるということである。

応募は、ディープ・インパクトのウェブサイト http://deepimpact.jpl.nasa.gov/で、来年1月まで受け付けている。はやぶさに名前を載せ損ねた方も、小惑星だけでなく彗星にも名前を残したい方も、「彗星に名を残す人」になってみてはいかがだろうか。

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