森 栄二IC5070

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タカハシのFSQ106ですが、OAGを使っても長時間露出を行うと星像が流れてしまいます。フォーカサーの軸の傾きが変わるらしく、OAGのガイド星を中心にした位置から離れるにしたがって、星像の流れが大きくなります。天体写真用として販売されている望遠鏡ですが、あまりにもフォーカサーがお粗末です。  大陸では、日没後、気温が急激に下がり、昼間に比べて25度から30度位下がっていくのですが、この望遠鏡は温度追従性も悪いです。電動フォーカサーの温度補償をONにして3分おきに、フォーカス位置を自動で補正しないと星像がぼけてしまいますが、フォーカサーを操作すると、像が動いてしまいます。

#2457
2010年5月28日 22時0分0秒 露出 80分
アメリカ合衆国カリフォルニア州
望遠鏡:タカハシ FSQ106N
カメラ:その他 Orion Parsec 8300M
アトラス自動導入赤道儀、 ロボフォーカスコントローラー、 自作72mmOAG、astronomik Halpha filter (6nm)
500mm
MaxImDLV5にて自動撮影後、ダーク除去等の画像処理。 PhotoshopCS4にてJPEG化
満月の中、街中で撮影しました。透明度も低く、なかなかコントラストがあがりませんでした。