1999年

1年中で一番寒さが身にこたえる季節です。しかし、寒ければ寒いほど星空はいっそう冴えわたり、星々の輝きも鋭さを増します。16日にはオーストラリアで金環日食が見られます。また、23日に見られるおうし座のアルデバラン食は好条件です。

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南の空高いところには、冬の王者「オリオン座」の星々が輝いている。冬の大三角のうち、おおいぬ座のシリウスを目印に、南の地平線付近を探すと、りゅうこつ座の1等星「カノープス」を見つけることができる。「南極老人星」と呼ばれるこの星は、東北地方の中部より北では見ることができない。

北の空の天頂よりには、ぎょしゃ座のカペラが見える。冬の空には1等星が多く、とてもにぎやかな印象を受ける。

 

2月18日の夕方、西南西の空で月と金星、木星が接近します。 マイナス2.1等の木星とマイナス3.9等の金星だけでも十分に目立つところへ、地球照の鮮やかな月が加わるのですから、ぜひとも写真に残しておきましょう。


日付月齢天文現象
2/1(月) 満月
2/8(月) 下弦
2/9(火) 冥王星が海王星軌道の外側に出る
2/16(火) 新月


オーストラリアで金環日食
2/18(木) 夕方、西南西の空で月と金星、木星が接近
2/23(火) 上弦


おうし座のアルデバランの食


夕方、西の空で金星と木星が接近

   

水星…×見えない 3日に外合→×夕方の西空
金星…◎夕方の西空 
火星…△明け方に南中 
木星…○夕方の西空
土星…○夕方の西空 
天王星…×見えない 2日に合
海王星…×明け方の東空低空 
冥王星…×28日に西矩、明け方の南東の空


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