以前から条件の良いときに水星の自転を一度撮影してみたいと思っていました。 水星は自転周期が59日で、公転周期88日に近いので、移動していく明暗境界線と同程度の速さで模様も移動するため、明暗境界線上に同じ模様がしばらくかかったまま見えるという不思議な現象が見られます。 今回は明るい模様が地球のほうに来ていたので動画撮影中にも模様がはっきりと見えました。 この画像でも19日よりも20日のほうが明暗境界線が向かって左に移動しているのにあわせて、模様も左に同じだけ移動しているように見えました。 明暗境界線上の模様は同じですが、明縁から模様までの距離は大きくなっていました。 1日では6度しか自転しないので、もうすこし時間をあけて比較できたらと思います。