森 栄二M31 アンドロメダ銀河

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ほかを狙う前に、M31をちょっとだけ撮影してみました。星雲の背景にある分子雲を出す手法と同じ手法で処理してみると、アンドロメダは思った以上に大きいことがわかります。背景が均一でないのはダークやフラット処理がうまくいっていないためかと思います。みるみるうちに温度が下がっていく状況でのデジタルカメラでの撮影は、数枚おきにダークデータを取得しておく必要がありそうです。

#73446
2021年9月7日 23時0分0秒 露出 600秒
600秒×4枚、ISO3200
カリフォルニア州レイクサンアントニオ公園
望遠鏡:タカハシ FSQ106N
カメラ:キヤノン EOS 5D Mark II
ロスマンディ G11、フィンガーレイクDF2フォーカサー+ロボフォーカスコントローラ(自作ソフトウェアにて温度補償撮影)
530mm
ステライメージ8とPhotoshopにて画像処理
気温が45度を超える地域では、直射日光にさらしておくと、望遠鏡や錘、三脚など日中触れなくなります。くたばる機材も出そうですが、意外に故障もなくがんばっているのには驚きです。銀色のスコープカバーをかけていますが、それでも望遠鏡はかなり熱くなります。日没とともに急激に気温が下がり、朝まで下がり続けるので、撮影はフォーカス作業との戦いになります。