PbOMT130によるM31中心部

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とにかく最初M31を常用感度一杯(ISO6400)で撮影してみたとの事で、データをもらって処理しました。35mm版換算でfl=1280mmとなり星雲の全景は入らないし収差も気になるので、中心部をトリミングしています。更に画角の長辺と平行になるように星雲を撮影している為に上が北になっていません…がしかし、こうして見た方が渦巻星雲を斜めから見てる感じがします。石渡氏の久しぶりの撮影なのでオーソドックスに仕上げたかったのですが、処理していくとバルジ付近にも雲の様に暗黒帯が浮かび不思議な画像となりました。(片山 徹)

#7023
2011年12月22日 21時59分0秒 露出 71分
60sec×71
富士山西臼塚公園
望遠鏡:タカハシ MT130
カメラ:キヤノン EOS Kiss X4
ISO6400、MT-130(fl=800mm F6)、タカハシS90赤道儀で自動ガイド
800mm
StellaImage6.5でRAW画像71コマを加算と平均を組み合わせてコンポジットして処理、Photoshop5.0&EL9も使用しています。右下が北で星雲中心部をトリミングしています。
12/22に富士宮市 富士山西臼塚公園で石渡氏(PbO)が息子さんと撮影したM31(アンドロメダ大星雲)を片山(PbO)が処理しました。石渡氏はデジタルでの天体撮影は初めてで、実に十数年ぶりの撮影再開となります。(実家で眠っていた往年のMT-130とS90がちゃんと使えた事に驚いたとの事です)