森 栄二オリオン大星雲

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 EOS450D (kiss X2) による撮影です。輝星からのハロを減らすために赤外カットフィルタを装換せずに取り外し、更にDustリムーバルフィルタも取り外しました。もうちょっと露出時間を延ばすと、もっと暗いところまで撮影できそうです。

#3524
2010年10月10日 3時0分0秒 露出 200分
10分×20枚 (ISO800)
アメリカ合衆国 カリフォルニア州 レイクサンアントニオ
望遠鏡:タカハシ FSQ106N
カメラ:キヤノン EOS450D
アトラス自動導入赤道儀、フィンガーレイクDF2フォーカサー(イメージシフト対策済、ロボフォーカスコントローラー対応済)、ロボフォーカスコントローラー(温度補償機能使用)、自作OAG、MeadeDSI (ガイドカム)
530mm
MaxImDLV5にて自動撮影後、自動キャリブレーション(フラット、フラットのダーク処理、ダーク処理、位置合せ、カラー化、シグマクリップ合成) 出来上がったカラー画像をPhotoShopCS4にて処理(彩度調整、コントラスト調整、レイヤーマスク、トーンカーブ調整、ノイズリダクション、ソフト化等の画像処理)
 この場所は、昼間は35度を超え(望遠鏡の温度は40度を超えていました)、明け方には0度近くまで下がります。日没後、急激に下がって、そのあと一旦落ち着いて、明け方2時間くらい更に下がることが多いのですが、タカハシの望遠鏡に付属の標準フォーカサーでは追従できません。イメージシフトが大きく、バックラッシュも大きいため、撮影しながらのフォーカシングは不可能に近いです。はっきりいって使い物になりません。フォーカサーなしで鏡筒のみを安く販売するか、せめて、中国製のクレイフォードフォーカサー並みのものを取り付けて欲しいものです。