森 栄二馬頭星雲 周辺

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シグマの135mmF1.8を二台同架したシステムで撮影しました。一方は自然な色合いを出すためにIRUVカットフィルタを通して撮影。もう一方では、淡い星雲のコントラストを出すためにIDASのD3フィルタを通して撮影しました。薄明りまでほんのわずかな時間でした。広範囲のモザイク撮影のためには、撮影枚数を少なくして深いところまでノイズを減らして写す工夫が必要だと感じています。

#127150
2025年9月22日 4時15分0秒 露出 300秒
300秒x18枚 (UVIR カットフィルタ)、180秒x34枚 (IDAS D3フィルタ)、ゲイン300、冷却温度 0度 F2.5にて撮影
カリフォルニア州 レイクサンアントニオ公園
望遠鏡:シグマ 135mm F1.8 DG
カメラ:ZWO 2600MC PRO
オリオン シリウス赤道儀、シグマ135mm 2台同架システムにて撮影。一台目:2600MC PRO。ZWO EAF+温度センサー、ZWO EFW (UVIR カットフィルタ )、二台目:2600MC PRO。ZWO EAF+温度センサー、ZWO EFW(IDAS D3フィルタ)、 温度1度変わる毎にフォーカス作業を実施(温度センサーはレンズ鏡筒に貼り付けて使用)
135mm
ステライメージ8、9。PhotoShop、PixInsight にて画像処理。ダーク補正、フラット補正等の画像処理。
まだまだシーズンには早かったのですが、モザイク撮影の試し撮りを兼ねて撮影しました。暗い星雲までうつすには300秒で20枚程度は最低でも必要な感じです。D3フィルタの画像を重ねることで暗い部分の星雲も程よく映っています。またIRUVフィルタの画像のおかげで、微妙な色合いもそれほど失われていないと思っています。特に燃える木の黄色やその上にある紫の淡い星雲は難しいです。紫色の入った淡い黄色はフィルタを使うとなかなか再現できません。