森 栄二IC348
カリフォルニア星雲とすばるのちょうど中間あたりにある淡いかなり大きな星雲を含む領域です。濃いガスが漂っていて、個人的には難しいと感じている被写体です。大きくて焦点距離が短いもので撮影するため、背景の明るさの違いの影響を受けます。モノクロカメラで撮影した際には、光害の影響と星雲のグラディエーションの分離が難しく断念した画像がいくつかあります。
#125640
2025年8月25日 1時25分0秒
露出 600秒
300秒x36枚 (フィルタ無し)、ゲイン300、冷却温度 0度
カリフォルニア州 レイクサンアントニオ公園
望遠鏡:その他 Askar SQA55
カメラ:ZWO 2600MC DUO
オリオン シリウス赤道儀、2600MC DUO、DUO内蔵の220MMをガイドカムとして使用。ZWO EAF+温度センサー、ZWO EFW (フィルタ無し)、温度1度変わる毎にフォーカス作業を実施(温度センサーは鏡筒に貼り付けて使用)
264mm
ステライメージ8、9。PhotoShop、PixInsight にて画像処理。ダーク補正、フラット補正等の画像処理。
AskarSQA55は評判いいのですが、輝星の像を見てもらえるとわかるように、光軸がずれて出荷されているものもあるようです。入手したものは完全にハズレです。この領域、色調整が難しいです。大きな範囲にガスが漂っているため、背景フラットをとってても、光害の影響などがあると色がおかしくなります。撮影中に光害を含めたフラット撮影をしてきちんと背景を補正するか、あるいはPIの星を基準に背景を補正する機能を使うしかなさそうです。(今回は使用していません)