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 7月13日 夕空で金星と月が接近

 宵の明星の金星が東方最大離角になるのは8月22日とまだだいぶ先のことだが、今回は金星の高度が夕方の西天であまり高くならないので、東方最大離角になるからといって地平高度はたいしたことなく、むしろ、今が一番高いころで、この先は少しずつ低くなっていく。その金星が7月13日に細い三日月とならぶので夕空でよいながめとなることだろう。近くにはしし座の1等星レグルスも見えているので、これとの接近のようすも楽しめることだろう。ただし、レグルスが金星にくらべるとずっと暗いので、このようすは双眼鏡でもあった方が見よいかもしれない。もちろん、金星の高度が思いのほか低いので、この夏の金星は、星空の視界の良く開けた場所でないとお目にかかりにくく、宵の明星の名前どおりには注目されないかもしれない。



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